企業法務

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事例6 会社の代表取締役による会社財産の私的流用の疑いが濃厚であったため、株主(元役員)が当該私的流用分の金銭を会社に戻させるべく株主代表訴訟を提起した事案

事例6 会社の代表取締役による会社財産の私的流用の疑いが濃厚であったため、株主(元役員)が当該私的流用分の金銭を会社に戻させるべく株主代表訴訟を提起した事案のアイキャッチ画像

相談内容

F社の元取締役であり、株主でもあるXは、F社の代表取締役Yによって、会社の金銭が私的に流用されている疑いが濃厚(過剰な接待費・会議費の計上、代表取締役の親族が経営しているレストランでの私的会食費の計上等)であったため、これを正すべく、Yに対し何度も経営の改善を求めた。

そこでXは、過去に行われたF社財産の私的流用分をF社に返還させるべくYを相手取り株主代表訴訟を提起した。

問題の所在

Yの善管注意義務違反・忠実義務違反の有無(YによるF社財産の私的流用の事実及び金額)

結果

(1)YによるF社財産の私的流用の事実及び金額については、任意で開示を受けた膨大な会計帳簿等の資料を精査し、
経費項目毎に特定をしていった。

(2)Yは訴訟の中で私的流用の事実を全面的に争っていたが、裁判所からは、特定の費目にかかる出費の一部については、不適切な出費といえる旨の心証を得た。

(3)他方、裁判所としても、不適切な私的流用額が具体的にどの程度の金額といえるのかを確定することまでは困難であるとの考えを持っていた。そのため、最終的な解決方法としては、YがX所有の株式を買い取り、YはXに対し、株式の買取代金に一定の解決金を上乗せした金銭を支払うという内容の和解を成立させた。

解決実績

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