定期借地権等の活用例

定期借地実務マニュアル

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定期借地権等の活用例

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地主から契約締結時に預かる保証金を運用することで、利益を挙げることができる点は、先に述べたとおりです。
この保証金は、契約終了時に全額返済しなければならず、いわば預り金のような性質を持ちます。
したがって、保証金受取時に地主に所得税が課されることがない点が、大きなメリットとなります。また、保証金は借入れとは異なるため、金利も発生しません。

このように、保証金のみを運用する方法もありますが、保証金と金融機関からの借入を組み合わせる方法も多く活用されています。
保証金と借入を組み合わせることで、運用可能な金額も増え、投資の収益性が高まります。
また、定期借地権を設定することで土地の相続税評価額が減額されることは先に述べたとおりですが、借入を行うことで、更に相続税対策を行うことができます。
保証金と借入を組み合わせた投資の例として、地主が保証金と借入金を原資とし、定期借地上の建物の一部を購入するといったケースが一つの典型例です。
以下、このケースの試算例です。
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