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会社支配権紛争

事例1 相続を機に生じた支配権紛争

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相談内容

相談者(長男)
今般、父が亡くなり相続が発生しました。父の遺産は、父が経営していた会社の自社株が評価額ベースで全体の7割を超えており、預貯金はわずかしかありません。しかし、遺産である自社株は、議決権ベースで会社の発行済み株式の30%を超えており、万が一これを長女が多く相続することになれば、私が会社において過半数の議決権を維持することができなくなります。過半数を維持できるだけの株式を取得したいです。

結果

本件は、遺産の大部分が非上場会社の自社株でした。遺産分割の内容によっては、相談者が会社支配権を失いかねない状況にあり、支配権の維持が可能となるように遺産分割を行うことが求められました。

そして、相談者が会社支配権を維持するためには、自社株について、最低限、法定相続分を取得する必要がありました。
そのため、まず遺産の範囲に争いのない株式についてだけ、一部分割をすることを相手方に提案することにしました。

その上で、相談者側から過大な要求(例えば株式の全てを相談者が相続する等)をすることを避け、相談者が支配権を維持することが可能な、法定相続分で自社株を相続する内容での遺産分割を行うことを要求しました。

そうしたところ、他の相続人もこのような方法での遺産分割を行うことに同意しました。

その結果、相談者は、無事に支配権を維持することが可能なだけの自社株を取得することができました。

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